国公立大学新増設・改組
【国立大】
富山大‒ 人間発達科学を「教育学部」に改組。
金沢大‒ 学校教育学類との共同教員養成課程を設置し、定員減。学内の5学部に移行。
金沢大‒ 観光デザイン学類を新設。
奈良女子大‒ 工学部を新設。
宮城教育大‒ 教育で、複数の教員養成課程を1つに統合し、定員減。
熊本大‒ 教育で、複数の教員養成課程を1つに統合し、定員減。
名古屋工業大で工2部(夜間学部)を廃止、夜間主コースの基幹工学教育課程を設置。
【公立大】
大阪市立大の8学部と大阪府立大の4学域を統合し、11 学部1学域の「大阪公立大」を開設。川崎市立看護大開設予定。
前橋工科大‒ 工、従来の6学科を2学群(6プログラムで構成)に統合・改組し、夜間主開講を廃止する。
国公立大学日程変更
【後期募集停止】
北海道大‒ 医(保健)、富山大‒ 医(医)、長崎大‒ 医(保健)・薬、島根県立大‒ 人間文化、名桜大‒ 人間健康(看護)の後期募集停止
【「後期→中期」への移行】
前橋工科大‒ 工の「後期→中期」への移行
【「後期→中期」への全面移行】
大阪公立大‒ 工の「後期→中期」への全面移行(21 年の大阪市立大‒ 工は前・後期、大阪府立大‒ 工学域は中期)
後期新規実施
大分大‒ 医(看護)の後期新規実施。
21年開設校のうち
三条市立大は共テを課す前・中期を新規実施する。
叡啓大・芸術文化観光専門職大は共テを課す別日程で実施する。
国公立大学募集人員
【募集人員を一般選抜から学校推薦型・総合型選抜へ移行】
北海道大‒ 医(保健)、埼玉大‒ 経済、富山大‒ 薬、岡山大‒ 工、山口大‒ 教育、九州大‒ 歯など
大阪公立大‒ 現代システム科学域では、学類別募集の他に、前期の一部と後期全てで、入学後に学類を決める「学域募集」を導入。
国公立大学2段階選抜
2段階選抜復活
名古屋大‒ 医(医)の前・後期で2段階選抜を復活。
2段階選抜新規実施
横浜国立大‒ 経営の前期、大阪公立大‒獣医の前期、同‒ 現代システム科学域・農の前・後期、大分大‒ 医(看護)の後期などで新規実施。
予告倍率に得点基準を追加
京都大‒ 医(医)の前期で予告倍率に得点基準を追加。
予告倍率の引き締め
東北大‒ 文・工の前期、同‒ 経済(文系)の前・後期、大阪大‒ 基礎工の前期、大阪公立大‒ 法の後期で予告倍率を引き締める。
予告倍率を緩和
筑波大‒ 芸術専門学群の後期、宮崎大‒医(医)の後期で予告倍率を緩和する。
国公立大学一般選抜の科目等の増減
【選抜方法】
長崎大‒ 工の前期では、共テ・2次の配点により、a方式(共テ重視)・b方式(2次重視)に複線化。
【共テ】
富山大‒ 教育の後期で科目数を軽減。
長崎県立大‒ 経営・地域創造・国際社会の前・後期では科目数を増。
金沢大‒ 理工学域の前期では、全7学類の共テの英語で、英語外部検定が利用可能に。
【2次】
宮城教育大の前期で小論文、信州大‒教育の前期で面接、名古屋大‒ 農の前期で国語を追加。富山大‒ 教育は小論文を、前期で学科試験、後期で面接に変更。
私立大学
北海道・東北~関東・甲信越
日本大‐医で受験料を増額、歯・松戸歯では減額
●北海道科学大
薬の一般選抜・共テ利用選抜で、数学・外国語が必須→選択になり、国語が選択可に。
●東北医科薬科大
医で共テ利用選抜を新規実施(1次=共テ6科目、2次=面接)。
●東北学院大
①全学部の一般前期で、従来の方式・日程(2/1=全学部型、英語資格・検定試験利用選抜、2/2・3=学科分割型)を「2/1=全学部型A、2/2=全学部型B」に変更。一般前期A・Bは複数学科併願方式で、1日につき3学科同時併願可。Bは英語外部検定利用可(得点換算。大学独自の英語と比較し、高得点の方を採用)。
②一般前期で受験料の併願割引を導入。/③一般前期で福島会場を増設する。
●東北工業大
一般A・B日程で志望理由書の提出を追加。
●獨協医科大
医で一般選抜と共テ利用選抜の2次を「別日程→同一日程」に変更し、共通化する。
●獨協大
外国語・国際教養・経済の一般A方式で英語外部検定利用の「外検+(プラス)」を新規実施。同一学科に限り併願可。
●千葉工業大
全学部で独自・共テ併用のSA日程を新規実施(共テ=数学2科目、独自=A日程の数学)。
●青山学院大
①法の全学部日程で、2学科(法、ヒューマンライツ<増設予定>)の併願可に。
②全学部日程で仙台・岡山の2会場を廃止。
③文の個別学部日程で「英米文C方式=国語から漢文を除外、フランス文A方式=共テ3→2科目(国語を除外)、日本文B方式=共テ2→1科目(国語を除外)」に軽減。
④法の個別学部日程A方式で、総合問題の国語の出題範囲から古文・漢文を除外。
⑤国際政治経済の個別学部日程で、論述と総合問題を「論述・総合問題」に統合(試験時間・配点とも)。
⑥総合文化政策の個別学部日程A方式と共テ利用選抜で、共テの国語から古文・漢文を除外する。
●大妻女子大
①一般A方式Ⅰ・Ⅱ期、共テB方式Ⅰ・Ⅱ期で調査書点数化を導入。
②共テB方式Ⅰ・Ⅱ期で英語外部検定利用可に(得点換算)。
●学習院大
国際社会科学の一般選抜で、英語外部検定利用(得点換算)のプラス試験(メイン入試のコア試験以外の受験日)を復活する(21年度はコロナ禍対応で中止)。
●共立女子大
家政・文芸・国際・看護の共テ利用2月・3月で、調査書点数化を導入。
●工学院大
①全学部の共テ利用前期で4教科型を追加。
②建築の一般B日程が2→3科目に負担増。
●駒澤大
①全学部統一日程(医療健康科学以外)で、学外試験場を変更(水戸・立川・横浜を廃止、札幌・つくば・大阪・福岡を追加)。
②文(地理、社会=社会)、医療健康科学、グローバル・メディア・スタディーズで一般T方式3月を廃止。
●実践女子大
一般Ⅲ期で共テ併用型を新規実施。
●昭和薬科大
独自・共テ併用のD方式を新規実施。共テ(物理または生物)と一般B方式(英語・数学・化学)で判定する。
●成城大
①経済の共テ利用B方式の前期(3教科型、4教科型)で、英語にリスニングを追加。
②文芸の共テ利用B方式で後期を新規実施する。
●専修大
①経済・法・経営・商・人間科学・文(日本文学文化、哲学、環境地理、ジャーナリズム)の共テ利用前期で4科目型を、文(英語英米文)で5科目型を新規実施。
②前期A・AS・D・E・F方式、全学部統一(英語外部試験利用)で、得点換算を2区分(80点・100点)から3区分(80 点・90 点・100点)に変更する。
●玉川大
教育(初等教育・社会科教育・保健体育・乳幼児発達)・文(英語教育・国語教育)・芸術(音楽教育・美術教育)・農(生産農)・工(数学教員養成プログラム)で、地域創生教員養成入試を新規実施。首都圏以外出身の教員志望者が対象。
●中央大
①商学部で学科名称を変更予定(商業・貿易→国際マーケティング)。
②法・経済・商・文・総合政策・国際経営の統一入試を「6学部共通選抜」に名称変更。
③理工の学部別選抜で英語外部試験利用方式を新規実施。
④一般選抜の学外試験場のうち、新潟・広島を廃止。
●大東文化大
①外国語(日本語)の一般3教科、全学統一前・後期で国語の配点を100点→200点に増加。
②全学の共テ利用入試で前期後出願と中期を統合し、新たに中期を実施。
●東海大
①文系・理系学部統一選抜(前期・後期)、一般選抜(医学部医学科以外)で、英語外部検定を利用する場合も、大学独自の英語筆記試験の受験が必須となった(高得点の方を利用)。
②体育(体育、競技スポーツ、武道)が文系・理系学部統一選抜前期に新規参入、同(生涯スポーツ、スポーツ・レジャーマネジメント)の一般選抜で「小論文→実技」に変更。
③政治経済の3~4年次を、湘南キャンパス(神奈川県平塚市)→東京キャンパス(渋谷区)に移転する。
●東京家政大
①一般1期を「独自のみ→独自・共テ併用型」に変更。
②一般2期で調査書点数化を導入。
●東京経済大
全学で共テ利用中期を新規実施。
●東京慈恵会医科大
医(医)で東京都地域枠入試を廃止。
●東京女子大
個別学力試験型と英語外部検定試験利用型で、国語の出題範囲から漢文を除外。
●東京都市大
都市生活・人間科学の2学部を「等々力キャンパス→世田谷キャンパス(メインキャンパス)」に移転する。
●東京理科大
工学部工業化学科を「神楽坂キャンパス→葛飾キャンパス」に移転する。
●東京農業大
全学(応用生物科学‐ 醸造科学を除く)の共テ利用前期で2科目型を新規実施。
●日本大
①医・歯・松戸歯でN全学統一方式2期を新規実施。
②医でA個別方式を廃止。また、N全学統一方式1期の2次試験を3→2教科に軽減(理科を除外)し、受験料を増額(5万円→6万円。2期も)。
③松戸歯で、受験料を「A個別方式=5万円→4万円、N全学統一方式・C共テ利用方式=2万4千円→1万8千円」に減額。
④芸術(音楽=弦管打楽)でN全学統一方式1期を廃止する。
●法政大
①グローバル教養の一般A方式で、英語の独自試験を廃止し、英語外部検定を新規利用(出願資格、得点換算)。
②社会・国際文化で英語外部試験利用入試(出願資格型)を新規実施。
●明治大
①国際日本の学部別入試で、選択科目から政治・経済を除外。
②農の学部別入試で、配点を各科目120点→150点(合計360点→450点)にアップ。
●明治学院大
①心理(教育発達)で一般B日程を廃止。
②法(グローバル法)の一般選抜で英語外部試験を新規利用(全学部日程=出願資格、A日程=得点換算)。
●立教大
法学部国際ビジネス法学科に「グローバルコース」を新設(国際コース選抜入試で募集)。
●早稲田大
①文・文化構想の一般選抜の募集人員を「文390人→340人、文化構想430人→370人」に削減(共テ利用方式、英語4技能テスト利用方式は変更なし)。
②人間科学の一般選抜(共テ+数学選抜方式)で、独自試験(数学)を560点→ 360 点に配点ダウン(共テは140 点)。
●神奈川大
工(物質生命化学)の一般前・後期で、数学の出題範囲から数学Ⅲを除外する。
●新潟薬科大
薬の一般個別方式でⅢ期を新規実施。
北陸・東海~九州
立命館大の共テ方式後期で特例措置の3・5教科型を廃止
●金沢医科大
医の一般前期で、1次の試験日程を1→2日に増やし、試験日自由選択制を導入する。
●愛知大
特待生の「愛知大学スカラシップ採用枠」の対象に一般M方式を追加し、採用枠を200人→ 300人に拡大。
●中京大
後期F方式を全問マーク式に変更する。
●名古屋学院大
一般中期、共テ利用中期を新規実施。
●南山大
外国語の一般入試を「専攻別募集→学科別募集」に、専攻決定を「入学時→2年次」に変更。
●名城大
①情報工学部を開設予定。
②外国語・情報工・理工で傾斜配点型K方式を新規実施(A方式の受験が必要。各学部・学科の指定配点で再判定)。
③理工の共テC方式前期で、5教科6科目型を新規実施(従来型は3教科4科目)。
④都市情報で募集人員増(A方式60人→70人、F方式15 人→ 20 人)。
●京都女子大
①一般中期を廃止。
②一般前期の試験日程を2→3日間に延長、A方式の国語とB方式の全科目を「記述式→マーク式」に変更、英語外部検定利用のC方式を「D方式」に名称変更、共テ併用のC方式を新規実施する。
●京都橘大
一般前期A~C日程、一般後期で、国際英語が英語特化方式を、工(情報工)が数学特化方式を新規実施(スタンダード方式と同時併願可)。
●同志社大
理工(情報システムデザイン)の全学部日程で文系型を廃止。
●佛教大
①教育学部に「幼児教育学科」を増設予定。/②A日程に2科目型を追加(従来は3科目)。
●立命館大
①薬の全学統一方式(理系)と薬学方式で、薬(6年制)・創薬科学(4年制)の2学科併願制を導入(同方式で2学科同時併願が可能に)。
②情報理工の「共テ+面接」グローバルコース方式で、面接をオンライン実施に変更。
③全学(薬を除く)の共テ方式後期で、21年は特例措置として導入した5教科型・3教科型を廃止。
●龍谷大
共テ利用中期・後期で英語外部試験を新規利用(得点換算)。
●追手門学院大
前期A・B日程、後期で共通テストプラスの実施学部を「心理のみ→全7学部」に拡大。
●大阪学院大
一般A~C日程、共テ利用A~B日程で、活動報告書の提出と点数化を導入。
●大阪工業大
①独自入試(前期A・B日程、後期D日程)で、同時併願制度の「プラスワン理系」「プラスワン文理」を新規導入。
②独自入試(前期A・AC・B・BC日程、後期D・DC日程)で「第2(3)志望制度」を「第2(~第5)志望制度」に拡充。
●大阪電気通信大
一般中期を新規実施。
●関西医科大
医で募集人員を「一般前期55人→53人、共テ前期10人→12人、一般・共テ後期10人→5人、共テ・一般併用10 人→ 13 人」に変更。
●近畿大
工で共テ併用方式後期を新規実施(一般後期から1科目、共テから1科目で判定)。
●関西学院大
①入試方式の名称を「全学日程→全学部日程、関学独自方式日程→共テ併用英数日程、関学英語併用型→共テ併用型英語、関学数学併用型→共テ併用型数学」に変更。
② 全学部日程(2/1・2)で両日とも全学部で入試実施に変更。
③文系10学部の共テ利用1月出願で、7科目型を新規実施。
④共テ利用で、英語のリスニング・リーディングの配点比率を「1:1→4:1」に変更。
⑤理・工・生命環境・建築の一般選抜の共テ併用型数学で「3教科必須型」を廃止。
●甲南大
一般前期で堺・豊岡に学外試験場を増設。
●岡山理科大
①生命科学部を開設予定。
②総合情報学部を「情報理工学部」に改組予定。/③アクティブラーナーズコース(学部横断型)を開設予定。
●松山大
①募集人員を次のように変更。経済は「一般178人→165人、共テ前期45人→50人、総合型38人→46人」、人文(社会)は「一般82人→92人、共テ前期20人→30人、指定校推薦20人→廃止」。
②薬の一般選抜で募集を1→2回に増加(1月実施のⅠ期を新規実施)。
●産業医科大
医の募集人員を変更。一般選抜を85人→80人に削減、推薦型を20人→25人に増員。
●中村学園大
①栄養科学(フードマネジメント)の一般前期A方式で文系3科目型を追加。
②全学で一般後期を新規実施する。
●福岡大
①医(医)の共テ利用でⅢ期(出願2/15~2/24、2次3/7)を廃止し、Ⅰ期(出願1/1~1/13、2次2/14)に移行。
②薬の共テ併用前期で、共テに数学を追加。
●福岡歯科大
口腔歯の一般A・B日程で小論文を除外。
●熊本学園大
共テ利用選抜で、英語のリスニング・リーディングの配点比率を「3:1→1:1」に変更。