法政大学 市ケ谷キャンパス ボアソナードタワー
法政大学 市ケ谷キャンパス ボアソナードタワー
[ランドマーク]・・・シンボル的なモニュメント、建物、空間
日本に限らず、大学にはその大学の象徴となる記念像や建物があります。
見てすぐ「○○大学だ!」と分かるそういった大学のランドマークについて、有名なものをご紹介します。
法政大学創立120周年記念事業の一環として法政大学市ヶ谷キャンパスのランドマークとしてボアソナードタワーが建築されました。
地上27階、地下4階あり、名前は法政大学の祖である日本近代法の父として有名なボアソナードに由来します。
アメリカの聖公会宣教師であるアーサー・ラザフォード・モリス氏による寄付で1918年(大正7年)に建築されたため、「モリス館」と呼ばれて親しまれています。
ナツヅタにおおわれている独特の風景が印象的で、赤レンガをフランス積みという独特の組積法で積み、施工された非常に珍しい建物です。
明治大学駿河台キャンパスのランドマークであるリバティタワーは、地上23階、地下3階、高さおよそ120m、延べ床面積が約59000平方メートルある都市型のキャンパスです。
明治大学創立120周年の記念事業として計画され、1998年9に竣工しました。
地下1階から16階までが文系学部生用フロア、17階には学生食堂、19階から22階は教室、研究所、事務室などのあるフロアです。
ガラス張りのエレベーターからは都心が見下ろせます。
同志社(旧英学校、神学校及び波理須理科学校)クラーク記念館は、当初、新島襄の死を悼む卒業生らによって建築が計画されましたが資金難で難航に。
そこへアメリカ人クラーク夫妻は早世した息子のために記念館の建築を望み、夫妻から1万ドルが寄付されて建設が可能となり、無事完成しました。
同志社は夫妻の希望通り「Byron Stone Clarke Memorial Hall」と名付けました。
ホールの正面には愛息を偲ぶタブレットが据えられ、玄関上部の欄間にその名を刻んだ文字が今も佇んでいます。
東京都立大学光の塔は地上9階、地下1階高さ40mの時計塔です。
時計塔と低層校舎が一体となっていて、教養科目や文系学部の専門科目の授業も行っています。
学部や履修の仕方によっては、この教養棟で専門科目まで全科目を学びます。
札幌農学校から東北帝国大学農科大学を経て、北海道大学へと独立します。
この建物は登録有形文化財の北海道大学古河記念講堂で、1909年(明治42年)に古河財閥の寄付によって建てられました。
中央に入り口、左右に伸びるルネッサンス様式の建築で、真っ白い外壁はいわゆる学校らしい古き良き時代を忍ばせます。
東工大生が入学後の1年間の授業の大部分を大岡山キャンパスで過ごします。
1934年に竣工されたこの本館を含む大岡山キャンパスの3つの建築物が2013年7月、文化庁より登録有形文化財に認定されました。
本館前の桜並木は、毎春、入学式や卒業式に文字通り花を添えます。
株式会社兼松商店(現兼松株式会社)から兼松房治郎翁の遺訓に基づき寄贈を受け、大学の象徴的な存在として伊東忠太の設計で1927年(昭和2年)8月に創建されました。
ロマネスク様式建物で、一橋大学のランドマークです。
平成12年に国の登録有形文化財に。
重要文化財指定建造物の図書館旧館です。
赤煉瓦と花崗岩による外壁で、ゴシック様式洋風建築です。
本館は地階・地上3階、書庫は地上6階、東南隅にある八角塔は地上4階、すべてを合わせて建坪200坪(660平方メートル)もあります。
百周年時計台記念館は工学部建築学科初代教授の武田五一氏が設計して1925(大正14)年に完成しました。
中は92段もある階段が続き、時計塔内部にある時計機器は熟練の方が修理、メンテナンスを行っていて、今なお正確に時を刻み続けています。
夜になると時計の文字盤は現在、LEDで照らされています。